家に帰ると妻が必ず死んだふりをしていますの真相【ネタバレあり】

先週の休みに『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』を見てみました。コメディかと思ってたらビックリの感動作品でした。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています

すごく良い作品でしたが、タイトルの『妻が死んだふりをする』理由が明確には語られず、ネットにも納得の理由が無かったので考察していたら、とっても良くできていて、とっても感動するものだったので記事に纏めてみました。

映画を見てちょっとモヤっとした方の助けになれば幸いです。

注.ネタバレがあります。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしていますの概要

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』のあらすじ

結婚3年目のサラリーマンのじゅんが仕事から帰宅すると、玄関で妻のちえが血を流して倒れていた。じゅんはあわてて介抱するが、血はケチャップで、ちえは死んだふりをしていただけだった。妻はその理由は言わず、ただ笑うだけ。それ以来、ワニに食われる、銃で撃たれる、頭に矢が刺さっているなど、毎日のように死んだふりをする妻に、じゅんは呆れながらも徐々に不安を覚えるようになる・・・。

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』の監督・キャスト

監督・脚本

  • 監督:李闘士男
  • 脚本:坪田文
  • 原作: K.Kajunsky
  • 漫画:ichida

キャスト

  • 加賀美ちえ:榮倉奈々(幼少期:横山芽生)
  • 加賀美じゅん:安田顕
  • 佐野壮馬:大谷亮平
  • 佐野由美子:野々すみ花
  • 蒲原:浅野和之
  • 横山:品川徹
  • 進一:螢雪次朗
  • 茂木夫妻:半海一晃、峯村リエ
  • 医師:久ヶ沢徹
  • マンション管理人:星野園美
  • TV画面の出演者:松澤匠、ぼくもとさきこ、荒木誠
  • ちえの母:太田美恵
  • すし屋の客:朝日昇
  • アイスモナカ屋:新島勝夫

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』の元ネタについて

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』はYahoo!知恵袋にkkajunskyさんが投稿した質問が元ネタです。これ↓↓↓
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 - Yahoo!知恵袋 - Yahoo! JAPAN

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
どういうことなのでしょうか?
家に帰り玄関を開けると妻が倒れていました。
最初は驚きましたが毎日やるのでほら起きてと流すようになりました。すると翌日は口から血を流しており、1週間後は白いTシャツが血まみれだったり最近ではネタがなくなったのか?または煮詰まりすぎて思考が狂ってきたのか?
頭に弓矢が突き抜けていたり、・・・

前述の質問が2010年7月17日にYahoo!知恵袋に投稿されたのち、7月23日に「ほぼ日P」がこの投稿を元にした楽曲を作成し、初音ミクを使用した動画をニコニコ動画にアップロードしました。これにより、多くのニコニコユーザーの間に知名度が上がり、2011年7月11日に漫画化、2017年5月に映画作品化されました。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしていますの考察(ネタバレあり)

【結論】妻が死んだふりをする理由

死んだふり = 愛しています。一生一緒にいましょう。
です。

えっ。死んだふりが何で一生一緒にいましょうになるの?

ネタバレ

びっくりだと思いますが、ヒロインの『ちえ』さんの言いたかったことはこれです。

なお、ネット上の見解は、ちえの父の思い出の回想より、死んだふりは『夫を元気づけたかった』が多いです。これも間違いではありませんが、真の答えでは無いと思います。

妻が必ず死んだふりをする理由の考察①:三年めの約束

冒頭にて、夫のじゅんと妻のちえは「3年が経過したら、これからも結婚生活を続けるか、互いの意思を確認する」と言う約束をしているという回想をしています。これは、夫のじゅんが、前妻に三年めに急に家を出て行かれたトラウマが理由ですが、この三年めの約束の応えを作中でちえはしていません。

劇中にてちえは「三年間離れたいと思ったことは一度もありません。」と言いましたが、結婚生活を続けると明確に回答していません。

冒頭にて語られた劇中の本題とも言える約束に明確に応えていないのはちょっと変だと思いませんか?

妻が必ず死んだふりをする理由の考察②:ちえは大事なことは言葉にしたくない

ちえは「大事なことは言葉にしたくない」と親しくなった由美子に語っています。
理由まではうろ覚えですが・・・確か言葉で言うのは簡単だからだったと思います。

事実として、ちえはじゅんのプロポーズにも「月が綺麗ですね」と答えています。その後も何度かじゅんに自分を好きかと問われても、「月が綺麗ですね」と答えるばかりで、はぐらかします。

実は劇中最後に「月が綺麗ですね」は、(英語教師をしていた)夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したことを元にしたもので、常に「愛しています」と答えていたことが分かります。

ここから分かる通り、大事な大事なプロポーズにも(むしろ大事なプロポーズにこそ)簡単に「愛しています」と答えない方なのです。

「月が綺麗ですね」も言葉にはしていますが、簡単に「愛しています」と伝えないのは、「言葉では言い表せないほど愛しています」とか「言葉にしないと伝わりませんか?」とか色んな思いが重なって、「月が綺麗ですね」なのだと思います。

妻が必ず死んだふりをする理由の考察③:ちえは夫より先に死ぬ

ちえは幼い頃に母親に先立たれた経験から、夫のじゅんに結婚するにあたっての唯一の約束として、「先に死なないで下さい」とお願いしています。つまり、ちえは夫より先に死にたい、夫に看取られたいと思っています。

また、ちえは母親に先立たれ嘆く父親を見て残された者の辛さを知っています。賢明なちえですから、自分の逝った後に夫のじゅんが悲しむことを考えない訳がありません。しかし、ちえは約束として「先に死なないで下さい」と夫に言っていますので、夫が悲しむことは分かっていても、(ちえとしては)ちえが先に逝くのはほぼ確定です。

では、ちえは夫にどう願っているかと言うと、「自分が先に逝って悲しむことを覚悟して欲しい」のです。だから、死んだふりを繰り返しているのだと思います。もっと言うと、結婚するにあたっての唯一の約束は、「私より先に死なないで下さい」と、「私は先に死にます。覚悟はありますか?それでも結婚してくれますか?」の2つの意味を含んでいると思います。

妻が必ず死んだふりをする理由の考察のまとめ

さあ。もう分かりましたね(^o^)

そう。妻のちえは、

  • 大事なことは言葉にしない(②)
  • 三年めに結婚生活を続けるか回答する約束(①)
  • ちえは先に逝きたい。残されることを夫に覚悟して欲しい(③)

のです。

ここから浮かび上がることは唯一つ。
「真実は何時も一つ!!」

死んだふり
= 三年めの答え
= 結婚生活を続けます。貴方に覚悟はありますか?

です。

死んだふりを繰り返すことも考えると、もっと深くて、「繰り返して月がきれい」とお伝えしていますよ。「好きですよ」「私の真意に気付いて下さい」「まだ、逆に貴方の覚悟を聞けてませんよ」みたいな意味もあると思います。

劇中の最後に、妻のちえが答えを言うのではなく、夫が妻に妻の真意を語る(ここはセリフが聞こえない)のは、妻は最初から答えを言っているので、夫が答える番だからだと思います。

妻が死んだふりの最後のシーンを思い浮かべて見よう

以上を踏まえて、言葉が聞こえない物語の最後のシーンを思い出してみて下さい。
話すにつれて、どんどん、ちえが笑顔になっていくのは、
「あれは、多分、三年めの約束に応えてくれていたんだと思うよ。」
「ちえは大事なことは言葉にしないから、私が先立つまで一緒にいると言ってくれてたんだね」
「死んだふりなんてしたのは、ちえが何時かは亡くなることを僕に知って欲しかったんだよね。心配してくれてありがとう。」

みたいなやり取りが、浮かび上がってきますね。

終わりに

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』は、妻はワニと言う話でした。

分からなかったらもっかい見てみて下さい。

それ以外にも、隠された真意がそれぞれのセリフに含まれていて、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』は面白かったーー。
最後に、じゅんが死んだふりして、ちえに怒られていますが、そりゃー怒られます。じゅんは死んだふりしちゃ絶対駄目です。じゅんはまだまだですねー。

妻が必ず死んだふりをしています。良かったです

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