【AIによるFX予想の考察】ランダムウォークの解決策

こんにちはー。管理人のピヨ猫でーす。

趣旨

AIによるFXの予想にチャレンジしています。本日はランダムウォーク理論の紹介および、ランダムウォーク理論も踏まえてAIでFX予想をするにはどうしたら良いかの考察を記事に致します。

1.AIによるテクニカル分析結果

テクニカル分析とは?

テクニカル分析は将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析しようとする手法です。移動平均線やボリンジャーバンドなどの指標を用いて分析します。

AIでテクニカル分析をした結果

試したこと

過去の為替データの値動より明日の為替が上がるか下がるか変わらないかをAIに予想させました。
AIはディープラーニングのLSTMやResNet等を使い構築しました。

正解率は30%未満

1ヶ月程、実際の為替レートで検証しましたが正解率は30%程度でした。
自作AIだけでなく、日経株価AIも検証してみましたが結果は同じ様なものでした。

大量の学習をするとAIが予想しなくなる

上がる、下がる、変わらないの三択をAIに予想させた場合、少量データで学習すると、未知のデータに対し上がるを選んだり下がるを選んだりするのですが、大量データで学習すると未知のデータに対して必ず変わらないを選ぶようになりました。
時系列データ分析をしても、チャート画像分類をしても結果は同じで、データ量を増やすと必ず1つの選択肢しか選ばなくなりました。

安直な考察

上記事実より安直に考えると、為替市場は完全なランダムウォークでAIを使ってもFXの予想は無理であることが考えられます。じゃんけんの予想が無理なことと同じです。

2.ランダムウォーク理論

ランダムウォーク理論の概要

ランダム・ウォーク理論 は、株価等の値動きについて「予測の不可能性」を説明する理論です。
この理論の根拠は「相場を変動させうる情報は、瞬時にマーケットに広がる」という効率的市場仮説に基づいております。
「蓋然性の高い情報」などが流れると、瞬時に一般に広がり価格に織り込まれてしまうので、(価格に蓋然性の高い情報が織り込まれた状態では、)値段が上昇するか下降するかの可能性は常に1/2であり、過去のデータによって将来の値動きを予測することは不可能とする理論です。

出展:wikipedia)
ja.wikipedia.org

ランダムウォークの検証

1983年にIMFのミーズとロゴフが発表した論文(Empirical Exchange Rate Models of the 1970s: Do They Fit Out of Sample?, The Journal of International Economics, 1983, Volume 14)にて、様々な為替予想モデルを比較し、どのモデルが最もパフォーマンスが良いかを検証しています。その結果はランダムウォークがもっともパフォーマンスが良いとされています。

ランダムウォーク理論の要旨のまとめ

  • 過去のデータから値動きは予想出来ない
  • 蓋然性の高い情報は瞬く間に市場に広がる

3.ランダムウォーク理論の疑問

ランダムウォーク理論の一つめの疑問

株価は長長期的にみれば上がり続けている

株価は完全なランダムではなく長長期的には上がっている。
これは、価格変動が完全なランダムで超長期的にはゼロサムになるのであれば、配当利回りがある分で保有した方が特なので、買う心理の方が多少強いためと思われる。

為替もSWAPがプラスの通貨が買われる傾向にある

為替も超長期的にみればSWAPがプラスとなる通貨の価格が上がる傾向にある。(正しくは通貨ペアの実質金利の差がプラスの通貨が買われる傾向にある。)
これも、値動きが完全なランダムとすると、実質金利の高い通貨を保有していた方が特のため、実質金利の高い通貨を買う傾向にあると思われる。

一つめの疑問の要旨

超長期的にみればランダムではなくトレンドはあるのではないか?

ランダムウォーク理論の二つめの疑問

蓋然性の高い情報が瞬時に一般に広がる瞬時とはどれくらいか?

瞬時といっても0時間で広がることはありえないので、どれくらいの時間で広がるのか?

企業の業務時間について

為替の場合は24時間取引が出来るので個人であれば夜でも頑張れば市場の情報に即座に反応出来ますが、企業の場合は業務時間があるので海外の市場の情報に即座に対応は出来ません。どうしても蓋然性の高い情報への反応は遅れ、瞬時とは行きません。

二つめの疑問の要旨

瞬時と言っても数時間の間は完全なランダムウォークではないのでは?

ランダムウォークの検証

上述の通りランダムウォークは完全なランダムでは無い可能性があります。実際にランダムでは無く予想可能という研究結果も発表せれていました。
http://antimainstreameconomics.blogspot.com/2013/02/blog-post_1574.html?m=1

4.ランダムウォークを踏まえてAIでFX予想する方法の考察

ランダムウォークの考察を踏まえた前提

超長期的な視点か超短期的な視点以外では市場はランダムに動き予想は出来ない。

超長期視点について

超長期的視点で見ればFXの予想は可能な可能性がありますが、今回、この方法は検討を致しません。何故ならば、超長期視点でAIを使う必要は無いからです。
株であれば買い超長期的に言えば買いの一択です。(注)成長性が無く経営破綻のリスクが高い企業は除きます。
為替であればSWAPがプラスの通貨の買いです。(注)トルコ・リラの様なデフォルトリスクが高い通貨は除きます。

補足)
超長期的に見て儲かるならAI予想などしないでも、超長期的な観点で投資すれば良いのでは無いかと思われるかも知れませんが、超長期は本当に超長期です。
30年、100年のスパンで考えれば、買った時よりも同じか高い値段で売れる可能性は高いという話で、1年~数10年程度のスパンでは下がり続ける可能性もあるので、もう少し良い手段を探しています。

超短期視点によるFX予想

まずはこれかなと考えています。
AIを使う使わないによらず、市場がランダムウォークに近いのは事実でしょうから、予測スパンを短くしないと予測は出きないと思います。
今まで最短1日後の予想をしていましたが、もっとスパンを短くした場合はどうなるかを検証してみようと思います。
結果が出ましたら、当記事でまたご報告致します。

ランダムウォークに対するその他打開策のご紹介

市場はランダムウォークということが通説ではありますが、それを踏まえた対策も色々考察されていますので、その一部をご紹介いたします。
現時点において株価や為替の相場を予想する理論に万人が納得するものは無いと言われていますので、その点も踏まえた上でお読みください。

https://toushi-kyokasho.com/random-walk-theory/
https://mituwasou.com/fxblog_beginner/trade/random-walk.html
https://fx-today.com/randomwalk/

それでは、少しでもこの記事がお役にたったら嬉しいです。

うれしい


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